太陽はどこ?
ラストデー翌日の今日は寒い一日でした。
昨日の『朝夏まなとラストデー』のライビュは、カメラワークが最悪だったとブログ書きましたが、
一箇所だけ、良い!さすがライビュ!なアングルがありました。
それは近衛任官式の場面。
ドミトリー達が銀橋に出てポーズを決めたところで、大階段にいるオリガとアレクセイをカメラが抜いたのです。
オリガはドミトリーを嬉しそうに憧れの表情で見つめ、アレクセイも誇らしそうにしていました。
生観劇だとドミトリーや近衛隊ばかり観ていたので、オリガやアレクセイの表情に気付けなかったから、このアングルは大変結構でした。
ちゃんと別にフォローのカメラが入ってるのでしょうね?
トップスターのラストデー、一生残る映像ですから、TCAさん、宜しく頼みますよ。
さて、そんなヘンテコリンなライビュ映像でも、宙組の大千秋楽にかける気合い、退団者への愛、温かい想いに泣きました(´?? ω ??` ')
仕事後、慌てて映画館に入ったので最初は大千秋楽の実感がなかったのか、今日のドミトリーは一段とメリハリが効いてるなぁ?と、思ったより冷静にお芝居を観てました。
でもやはり皇后アレクサンドラとオリガのシーンから涙が…。
まぁ様(朝夏まなと)が最後だから、泣くというより、やはり物語に泣けてくる。
改めて深く心に入ってくる作品だと思いました。
一度箍が外れるとそこからは、ダメです。
ドミトリーとイレーネの今宵一夜、口づけも長かったなぁ。最後の雪原、風馬翔君扮するイワンとのやりとり、皇太后マリアのセリフ…。
トレンチコートのドミトリーが神々の土地を歌い上げ、花道から去っていくまぁ様の笑顔。
エピローグの優しい笑顔でイレーネと呼びかけるアレクサンドラ。幸せそうな姉妹。
そしてイレーネの前に現れるドミトリー。
ここのまぁ様ドミトリーの表情、言葉でどう表現すれば良いか分からないのだけど、好きでした。
ただただイレーネだけを見つめるドミトリーの静かな表情が好きでした。
はあ…泣いた。
そうそう、愛月ひかるくんのラスプーチンとドミトリーの泥沼一騎打ちも、今まで以上の気迫が感じられた!
ラスプーチンに首をつかまれ締め上げられたドミトリーの足は浮きそうでした
愛ちゃん、本当に素晴らしいラスプーチンだったよ!これからが、とても気になる存在です。

ショー。
私は東京宝塚劇場で4回、大劇場を含めると8回観劇してるのにまぁ様がどっちの袖から走って出てくるのか分からなかったなぁ?。
そんな事を考えながら観てました。
最初に興奮したのは、エルドラードの登場シーン。
金色ストールをはずして叫ぶまぁ様の掛け声が、
宙(そらーっ)!
思わず、ヒューって言ってしまいました。
ライビュなのに(笑)
かっこよすぎる!!!
その後出てくる男役さん達の表情もとても嬉しそうで、泣ける(笑)
そして一連の神な流れ、アメシスト→真風中心の宙に帰ろうの歌→黒燕尾。
泣くしかない(笑)
特に黒燕尾、まぁ様はダブルターンのところ、トリプルへ進化!
最後まで新鮮にときめかせてくれる!
黒燕尾が解け、ソロを歌うせーこちゃん(純矢ちとせ)の声が震えていたような。
そのソロがまぁ様に繋がってからは、私は嗚咽でした(笑)
ショーでは、まぁ様や退団者の皆様ラストステージだと思うと涙が溢れます。
サヨナラショーが始まる前、すっしー(寿つかさ)組長から挨拶などあるのだけど、幕前に出てこられるのが、大劇場千秋楽より遅く感じました。
少し泣いてたのかな…。
宙組から星組へ異動の華雪りらちゃんから、しっかりしたご挨拶もありました。
大劇場の時は、まぁ様足痛いのかなと要らぬ心配をしながら観ていたサヨナラショー。
東京はのびのび余裕でしたね。
本当に、気持ちよさそうに歌い踊る幸せそうなまぁ様だったなぁ

まぁ様ダニエルと真風スタンのアドリブも楽しく、早見くん(純矢)も面白く、最後のダンスのシャウトは完璧で?
ラストソングのWill in the World♪は、まさに宙組の太陽 トップスター朝夏まなとの最後にぴったりな曲。
『この世界は一つの劇場
人は誰もが皆役者
舞台の上に現れて
やがて立ち去るその日まで…
人から人へ伝えた言葉
人から人へ継がれた想い
自分の光求めて 人は生きる…』
(シェイクスピアより『Will in the World』抜粋)
まぁ様にドミトリー役を当て書きした上田久美子先生も凄いけど、まぁ様にシェイクスピアを書いた生田大和先生も分かっていらっしゃるなぁ。
ゴールドの輝きで、組子のコーラスに包まれ、それに温かい眼差しで答えるまぁ様でした。
退団者のさよならの挨拶前に出てこられるすっしー組長。やはり泣いてたのかな。
穏やかな笑みを湛えた伶美うららちゃん、
キュートな涼華まやちゃん、
上品なしーちゃん(彩花まり)、
明るく元気なアリサちゃん(瀬音リサ)、
組子全員から、まぁ様?と呼ばれて現れた我らがトップスター朝夏まなと様。
ご卒業、誠におめでとうございます!
同期からのお花渡しは、公演中の舞台から駆けつけてくれた桜乃彩音ちゃん。
何回目かのカーテンコール。
緞帳が上がるとまぁ様が一人。
まぁ様は、ゆりか!と真風さんを舞台上に呼ばれて、真風さんは涙をこらえおかしな顔、変な歩き方、ちゃんと喋れないと、大変な事になってましたね(笑)
真風さんと握手したあと「まどか!おいで」と、真風さんとコンビを組む星風まどかちゃんも呼ばれて…。まどかちゃんも涙顔で登場(笑)
私はまぁ様の『おいで』にキュンとしました(笑)
2人が率いる宙組を愛してくださいとおっしゃられました。
幕前に一人出てこられたまぁ様。
「やりきりましたー!」
と叫び、
客席へ往復の投げキッス!
そして、ライブビューイングの皆様へと、
我々にも投げキッスしてくれました!
嬉しかったなぁ



映画館でも拍手と歓声が上がりましたよ。
その後映画館を後にし、劇場前に移動しましたが、沢山の人。もはや劇場に近付く事は出来ず、帝国ホテル側から、楽屋出の様子を見守り、まぁ様とお別れしました。
朝夏まなと様。
花組時代から知ってましたが、気になり始めたのは、宙組異動してから。
やはりキルヒアイス、スカーレット、アンドレ。映像で見たヨハネス・ブラームス(翼ある人びと)。
ダンスの素敵さにも気付きました。
トップになられてからの、ジェリー(TOPHAT)、ラダメス、ダニエル(メラコリ)、ウィリアム・シェイクスピア、トート、フェルナンド(バレンシア)、北白川右京(王妃の館)、AMotion(コンサート)、ドミトリー・パブロヴィッチ・ロマノフ。
全部好き!
まぁ様が演じるとその役のドラマがはっきりして、伝わってくる事がたくさんありました。
宙組のトップスターとして1008日、輝きを増し続け、休みなく駆け抜けられましたね。
本当にお疲れ様でした。
私は今まで、おおらかで温かい包容力がある長身な男役さんにハマる傾向があり、朝夏まなとさんもそのお一人でした。
でもまぁ様は、それプラス繊細なお芝居と手足の先、燕尾服の先まで行き届いたダンスをされる人。男役としての大きさはもちろん技術面にも完成度の高い方でした。
この先まぁ様を超える方は現われるかしら(笑)
私にとって最後の男役さんになるような気がしてます。
朝夏まなとさん、
楽しく温かい時間を本当にありがとうございました。

