２幕の幕開きは「ルパン三世」

サヨナラショーでのちぎルパンは

ひたすらにクールでカッコ良かったですが

SSちぎルパンは、上手袖からヒョイっと

低い姿勢で登場するおちゃらけお茶目さん

共演者の皆さんにイタズラしまくって

逃げるというシチュなダンスがオモシロイ

メインテーマでのダンスシーンから続いては

アニメのエンディング曲シリーズ

アニメを観てたときからルパンのED曲は

全シリーズでめっちゃ好きだったのでこれはマジ嬉しい

しかし…

ちぎちゃんの歌った

「足元に絡みつく、赤い波を蹴って〜」

この曲のタイトル  『ルパン三世 その２』  …

え   「その２」  って。。。。

ちゃんとしたタイトル無いなんて知らなかったわ〜

続いては、丹澤さんのSAXで『愛のテーマ』

「Love squall It's my Loveもう 逃がさないわ〜」

これは『ラブ・スコール』

最後は、カリオストロ城〜で使用された『炎のたからもの』

メインテーマと絡めたアレンジが素敵でした

そして、オリジナル曲

SECRET SPLENDOUR

ちぎちゃんのためのSSオリジナル曲

語るように思いを歌うちぎちゃんの表情が

とても美しく印象的でした

「シャルウイダンス」を挟んで

イントロが響いた瞬間

思わず息をのみました

「ベルばら」から「小雨〜ばらタン」ですよ

しかも、ヤンさんと二人で踊ってる〜

でも、踊りながらちょいちょい

ヤンさんの指導が入るんですよね

ほんのちょっぴり逆らったりしてみるちぎちゃんですが

宝塚の上下関係は絶対です

すぐに90度のお辞儀でお謝りする下級生早霧さん

カッコ良く踊りながらもコミカル

…と、急に下手から ゲストの平澤智先生が

踊りながら上手へと通り過ぎていく

え、ナニナニと思ってたら

再登場してヤンさんとちぎちゃんを取り合うの

ここからゲストコーナー

〜先生と踊ってみよう〜

桜木涼介先生編 は「ケイレブ」から

平澤智先生編 は「ラ」から

どちらも男役の真髄を味わえる振付でしたね

ビシっと全員のダンスで締めたあとは

海宝直人さんの「Too Darn Hot」〜キス・ミー・ケイト〜

から始まる、ミュージカル曲集

海宝さんとちぎちゃんのデュエットで

「Maybe My Baby Loves Me」〜グランド・ホテル〜

ちぎちゃんのソロで

「Don't Rain On My Parade」〜ファニー・ガール〜

さらに

「Big Spender」〜スウィート・チャリティ〜 

「welcome to burlesque」〜バーレスク〜

「危険なゲーム」〜ジキル＆ハイド〜

「One Night Only」〜ドリーム・ガールズ〜

などなどなど

おなじみのミュージカルの名作ナンバーが

これでもかと続いて耳福なひととき

フィナーレは、ヤンさんからの贈り物のような

ピアソラの「Los Pajaros Perdidos」から始まり

「I Will Follow Him」〜天使にラブソングを〜で

客席が大きく盛り上がります

ラストは「ケ・セ・ラ・セラ」

なるようになる。。。よ。。。

今のちぎちゃんの本音でしょうか

客席からのエールでしょうか

ここでやっと、ちぎちゃんのナマの言葉で

メンバー紹介とご挨拶

そうなんです、ここまでまったくMCナシ

18日２回と19日の大楽を観たわけですが

観るたびに、ここのMCが長くなっていってて

大楽では、話がどれだけフリーダムに伸びていっても

ずっとBGを奏でてくれてるピアノさんにお礼を述べるほど

ちぎちゃんも伝えたい事が溢れ出てるんだなと

いろんな想いで胸がいっぱいになってる様子が

おこがましい考えですが、愛おしくてたまりませんでした

カーテンコールで、1人で登場しても

すぐにキャスト全員を呼び込むところは

退団千秋楽のカテコでも同じように

すぐに組子を呼び入れていたのを思い出します

話す内容はパキパキしてるのに

こーゆー照れ屋さんなところ

1人だけで場をつくっちゃわない

人柄の現れでもあるんでしょうねぇ

それにしても、重ねて書きますが

本当に内容の濃く熱いステージでした

歌の人にも踊らせる

踊りの人にも歌わせる

もちろん、ちぎちゃんはステージで必要と思われる

全てのスキルが存分に引き出されてる

荻田先生のこだわりの詰まり方は

万人受けするマニアックさ で

共演の皆さんのファンの方でさえも充分に満足できる

コスパの良い公演だったのではないでしょうか

次回出演作

「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」

ちぎちゃんにピッタリな作品ですよね

期待を大いに膨らませながら

第2歩目となるこの舞台を

楽しみに待つことにしましょう