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Fantastic Energy!(’13年月組・東京・千秋楽)【動画配信】

“躍動”をテーマに、幻想的かつエネルギッシュなシーンを散りばめたダンシング・ショー。【あらすじ】 神秘的な音色がレビューの幕開きを告げる。ファンタスティック・ダンサー男S(龍真咲)を中心にエネルギッシュなダンスとなる。Passionateの場面では、ステージはカーニバルのような熱気に包まれる。情熱の国スペインに生きる放浪の民ジターノの男女が灼熱のダンスを繰り広げ、やがて中詰を迎えるGitanoの場面へと続く。静まり返った十字架のもと、薔薇の男(龍真咲)の登場で真紅の世界に命が吹き込まれる薔薇伝説の場面など、情熱がほとばしる華やかなステージが展開します。※著作権上の都合により、一部割愛致しております。(c) 宝塚歌劇団“躍動”をテーマに、幻想的かつエネルギッシュなシーンを散りばめたダンシング・ショー。【あらすじ】 神秘的な音色がレビューの幕開きを告げる。ファンタスティック・ダンサー男S(龍真咲)を中心にエネルギッシュなダンスとなる。Passionateの場面では、ステージはカーニバルのような熱気に包まれる。情熱の国スペインに生きる放浪の民ジターノの男女が灼熱のダンスを繰り広げ、やがて中詰を迎えるGitanoの場面へと続く。静まり返った十字架のもと、薔薇の男(龍真咲)の登場で真紅の世界に命が吹き込まれる薔薇伝説の場面など、情熱がほとばしる華やかなステージが展開します。※著作権上の都合により、一部割愛致しております。龍真咲愛希れいか(c) 宝塚歌劇団
価格:540円
TAKARAZUKA NEWS Pick Up #383「雪組宝塚大劇場公演千秋楽壮一帆退団挨拶」?2014年7月より?【動画配信】

2014年7月14日、雪組宝塚大劇場公演千秋楽での壮一帆の退団挨拶の一部模様をお届けします。舞台への思い、宝塚生活への思いを感じてください。(c) 宝塚歌劇団2014年7月14日、雪組宝塚大劇場公演千秋楽での壮一帆の退団挨拶の一部模様をお届けします。舞台への思い、宝塚生活への思いを感じてください。壮一帆(c) 宝塚歌劇団
価格:108円
風と共に去りぬ(’13年宙組・東京・千秋楽)【動画配信】

自由奔放で情熱的な女性スカーレットと彼女を一途に愛し続けるレット・バトラーとの愛憎を南北戦争を背景に描いたマーガレット・ミッチェルの小説は、今もって世界のベストセラーであり、映画版も大ヒットを記録した。この名作を1977年に宝塚歌劇でミュージカル化し、上演を重ねている。当公演ではスカーレット役をはじめとする、5役にもわたる役替わりも見所の一つとなった。今回は、スカーレット役を朝夏まなと、アシュレ役を悠未ひろが演じたバージョンをお届けします。【あらすじ】南北戦争の開戦から一年後の1862年。軍需拠点となり活気溢れるアトランタ駅に、北軍の封鎖を破って商品を届け、暴利を得たと噂されるレット・バトラー(凰稀かなめ)が降り立つ。そこで、一年前に樫ノ木屋敷のパーティで出会ったメラニー(実咲凜音)から、スカーレット(朝夏まなと)を出迎えるために来たと聞き思わず息をのむ。初めて会った時からスカーレットに強く惹かれていたレットは、彼女との再会を待ち望んでいたのだった…。※著作権上の都合により、一部割愛致しております。GONE WITH THE WIND by Margaret Mitchell Copyright(C)by GWTW Partners LLC(c) 宝塚歌劇団自由奔放で情熱的な女性スカーレットと彼女を一途に愛し続けるレット・バトラーとの愛憎を南北戦争を背景に描いたマーガレット・ミッチェルの小説は、今もって世界のベストセラーであり、映画版も大ヒットを記録した。この名作を1977年に宝塚歌劇でミュージカル化し、上演を重ねている。当公演ではスカーレット役をはじめとする、5役にもわたる役替わりも見所の一つとなった。今回は、スカーレット役を朝夏まなと、アシュレ役を悠未ひろが演じたバージョンをお届けします。【あらすじ】南北戦争の開戦から一年後の1862年。軍需拠点となり活気溢れるアトランタ駅に、北軍の封鎖を破って商品を届け、暴利を得たと噂されるレット・バトラー(凰稀かなめ)が降り立つ。そこで、一年前に樫ノ木屋敷のパーティで出会ったメラニー(実咲凜音)から、スカーレット(朝夏まなと)を出迎えるために来たと聞き思わず息をのむ。初めて会った時からスカーレットに強く惹かれていたレットは、彼女との再会を待ち望んでいたのだった…。※著作権上の都合により、一部割愛致しております。GONE WITH THE WIND by Margaret Mitchell Copyright(C)by GWTW Partners LLC凰稀かなめ実咲凜音宙組(c) 宝塚歌劇団
価格:864円
愛と革命の詩?アンドレア・シェニエ?(’13年花組・東京・千秋楽)【動画配信】

イタリアオペラの傑作と謳われるジョルダーノの代表作「アンドレア・シェニエ」を原作としたミュージカル。フランス革命の中、熱く激しい究極のラブストーリーを描く。【あらすじ】 長く続いた封建制度に陰りが見え始め、政情不安を抱えた革命前夜のフランス。パリ郊外の伯爵邸では、豪勢な夜会が催されようとしていた。伯爵邸の下僕ジェラール(明日海りお)は、不穏な社会情勢を理解せず、夜会や舞踏会を繰り広げる貴族たちに不満を募らせていた。一方、着せ替え人形のように飾り立てられる毎日に虚しさを感じる伯爵令嬢マッダレーナ(蘭乃はな)は、真実の愛に巡り会うその時を待ちわびていた。そこへ、一人の詩人が現れる。アンドレア・シェニエ(蘭寿とむ)、言葉の力で世の中を変えようとするその詩人の存在が、マッダレーナとジェラールの運命を大きく変えていく…。(c) 宝塚歌劇団イタリアオペラの傑作と謳われるジョルダーノの代表作「アンドレア・シェニエ」を原作としたミュージカル。フランス革命の中、熱く激しい究極のラブストーリーを描く。【あらすじ】 長く続いた封建制度に陰りが見え始め、政情不安を抱えた革命前夜のフランス。パリ郊外の伯爵邸では、豪勢な夜会が催されようとしていた。伯爵邸の下僕ジェラール(明日海りお)は、不穏な社会情勢を理解せず、夜会や舞踏会を繰り広げる貴族たちに不満を募らせていた。一方、着せ替え人形のように飾り立てられる毎日に虚しさを感じる伯爵令嬢マッダレーナ(蘭乃はな)は、真実の愛に巡り会うその時を待ちわびていた。そこへ、一人の詩人が現れる。アンドレア・シェニエ(蘭寿とむ)、言葉の力で世の中を変えようとするその詩人の存在が、マッダレーナとジェラールの運命を大きく変えていく…。蘭寿とむ蘭乃はな明日海りお花組(c) 宝塚歌劇団
価格:540円
天使の季節(’04年花組・東京・千秋楽)【動画配信】

宝塚歌劇90周年を迎えた’04年のスタートを飾った花組公演の明るく楽しい祝祭劇。’04年東京宝塚劇場・千秋楽よりお届けします。【あらすじ】ヨーロッパの小国・カネロニヤの王は90歳の誕生日を前に、パリに留学中の孫娘マルゲリタ(ふづき美世)を、カリブの国の皇太子アッサーラ(瀬奈じゅん)と婚約させようとしていた。しかし、彼女にはパリに貧しい芸人ギスターブ(春野寿美礼)という恋人がいた。やがてギスターブが、マルゲリタを追ってカネロニヤの王宮に忍び込み…。春野寿美礼がギスターブと90歳の王様の二役を演じる。(c) 宝塚歌劇団宝塚歌劇90周年を迎えた’04年のスタートを飾った花組公演の明るく楽しい祝祭劇。’04年東京宝塚劇場・千秋楽よりお届けします。【あらすじ】ヨーロッパの小国・カネロニヤの王は90歳の誕生日を前に、パリに留学中の孫娘マルゲリタ(ふづき美世)を、カリブの国の皇太子アッサーラ(瀬奈じゅん)と婚約させようとしていた。しかし、彼女にはパリに貧しい芸人ギスターブ(春野寿美礼)という恋人がいた。やがてギスターブが、マルゲリタを追ってカネロニヤの王宮に忍び込み…。春野寿美礼がギスターブと90歳の王様の二役を演じる。春野寿美礼ふづき美世瀬奈じゅん花組(c) 宝塚歌劇団
価格:540円
TAKARAZUKA NEWS Pick Up #493「星組宝塚大劇場公演千秋楽北翔海莉退団挨拶」?2016年10月より?【動画配信】

2016年10月3日、星組宝塚大劇場公演千秋楽での北翔海莉の退団挨拶の一部模様をお届けします。舞台への思い、宝塚生活への思いを感じてください。(c) 宝塚歌劇団2016年10月3日、星組宝塚大劇場公演千秋楽での北翔海莉の退団挨拶の一部模様をお届けします。舞台への思い、宝塚生活への思いを感じてください。北翔海莉星組(c) 宝塚歌劇団
価格:108円

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 c宝塚歌劇団

 

望海風斗、真彩希帆、雪組新トップコンビ、圧倒的な歌唱力で魅了!「ひかりふる路」「SUPER VOYAGER!」開幕

 

雪組新トップコンビ、望海風斗、真彩希帆のお披露目公演、ミュージカル「ひかるふる路〜革命家マクシミリアン・ロベスピエール〜」(生田大和作、演出)とレビュー・スぺクタキュラー「SUPER VOYAGER!」(野口幸作作、演出)が、10日、宝塚大劇場で開幕した。今回はこの公演の初日の模様をお伝えしよう。

 

「ひかり―」は、フランス革命の中心人物の一人でありながら、頑なに理想を追い求め、のちに革命政府によって処刑されるという悲運の末路をたどった革命家ロベスピエールの波乱万丈の半生を描いたオリジナルミュージカル。歴史的事実をたどりながらロベスピエールと彼を殺そうとする貴族の娘マリー=アンヌという架空の人物との恋模様を絡めながら描いていく。宙組公演「NEVER SAY GOODBYE」以来11年ぶりに宝塚歌劇の為に全曲を書き下ろしたフランク・ワイルドホーン氏の音楽の素晴らしさと望海、真彩の比類なき歌唱力に圧倒される1時間35分だ。

 

一筋の閃光が印象的な劇幕が上がると舞台には、タレーラン役の夏美ようとマノン・ロラン夫人役の彩凪翔が登場。革命後の世相を二人の会話で説明した後、カーテンが開くとそこはルイ16世の処刑裁判の場面になる。望海ロベスピエールが歌う主題歌が素晴らしく、一気に物語の世界に没入できる。(ここからは核心にふれるので要注意)ルイ16世の処刑裁判から自身の処刑裁判で終わるという、因果応報的で悲劇的な作りの中、獄中でロベスピエールとマリー=アンヌがすべてを許し合い、精神的な愛で結ばれ、すべてが宝塚歌劇独特の世界観で昇華されるという大団円が訪れる。

 

生田氏らしい巧みな作劇だが、歴史的事実を深追いするあまり、理想に燃えてそれに突っ走った男の悲劇というおとしこみどころがやや弱くて、観客にカタルシスを与えるというところまではいかなかった。ロベスピエールをここまで突き動かす理想の原体験とその理想をこなごなに砕くさまざまな圧力の構図が、きちんと整理されず、いまいち分かりにくいのが要因か。とはいえ全曲を作曲したフランク・ワイルドホーン氏の音楽のパワーは圧倒的で、望海、真彩の完璧な歌唱とともに、作品を大きく底上げしていることは確実。この二人、歌うコンビとして長く語り伝えられるだろう。

 

初日の客席にはワイルドホーン、和央ようか夫妻の姿も見え、終演後はスタンディングオベーション。ワイルドホーン氏は「本当に素晴らしい歌唱力。私が想像していた役にぴったり合い、さらに現代的に表現してくれた」と新コンビを絶賛。和央も「感動しました。一幕ものではもったいない贅沢なお披露目。本当におめでとう」と後輩にエールを送っていたが、実際、その通りだと思った。

 

望海は、ただひたすら理想を追い求め、妥協を許さず清廉潔白であったがゆえに自らを追い込んでいくロベスピエールを好演、望海本来の個性と二重写しになるくらいの入魂の演技だった。オープニングから何度も繰り返し歌われる主題歌「ひかりふる路」は、これからもずっと望海を代表する曲になるだろう。

 

相手役の真彩も、その透き通った歌声がいかんなく発揮され、望海とのデュエットはまさに至福。歌の力が舞台をここまで支えるという経験は、長い宝塚観劇体験の中でもついぞなかったように思う。マリー=アンヌという役柄も真彩にはぴったりで、演技的にも無理がなく、お披露目公演とは思えない安定感があった。

 

この二人以外の主な役どころは、彩風咲奈扮するダントン、この公演がサヨナラ公演となる専科の沙央くらま演じるデムーランの二人。理想に突っ走るロベスピエールを何とか懐柔しようと努力するものの失敗するダントン役を彩風が懐の深さをうかがわせる大きな演技で表現。一方、沙央もロベスピエールとダントンを繋ぐ立場のジャーナリスト役を生き生きと演じた。「1789」ではダントン役だっただけに何か感慨深いものもある。

 

雪組大劇場初登場となった朝美絢は、ロベスピエールの側近、サンジュスト。ルイ16世の処刑文書を読むなど、各場面にル・バ役の永久輝せあとともに登場する。朝月希和は病死する彩風の妻、ガブリエル役。綾凰華は、ロベスピエールの弟オーギュスタン役だった。

 

しかし、こう見てくると主演の望海、真彩の二人の印象があまりに強烈で、ほかのメンバーは全体的に影が薄い。役的にも印象的な役があまりなかった。彩凪のロラン夫人も意表を突いた配役で雰囲気はよくだしていたが、役としての面白みはなかった。

 

小さな役では新聞売り役の諏訪さき、マリー=アンヌの恋人役の眞ノ宮るいといったあたりが印象に残った。「1789」と同じ印刷所が登場、ロナンの恋人役と同じ名前のオランプを舞咲りんが演じている。

 

さて、この作品の主人公ロベスピエール。宝塚の「ベルサイユのばら」で登場したのは比較的最近で2008年「外伝ベルサイユのばら」から。以降、本編でも革命家ベルナールの横で必ず歌うようになった。その後「THE SCARLET PIMPARNEL」や「1789」とフランス革命についての作品が頻繁に上演されるようになり、いろんな時代のロベスピエールが登場するようになったが、作品によって印象が違い、ロベスピエールってどんな人という疑問が出始めた頃合いを見計らうかのように、満を持しての本格的登場。そういう意味ではこれまで脇役にすぎなかったロベスピエールという人物を主人公にもってきたのはグッドアイデアだった。「ベルばら」から始まった宝塚のフランス革命史シリーズ、ここに極まれりという感じだ。一本立ての大作で再構築すればさらに壮大な歴史ミュージカルになりそうだ。

 

一方「SUPER―」は、新トップ、望海の船出を祝した爽やかなレビュー。名前にまつわる「希望」「海」「風」「北斗七星」を中心に構成、各場面に野口氏の洒落たセンスがきらりと光る卓抜したステージングが楽しめる。オープニングは、望海が煌めく巨大な錨に乗って宙乗りで登場という仕掛け。ゴールドの制服に着替えた望海を中心に全員が白と紺色の水兵ルックで勢ぞろいしてのプロローグへと発展。50年代のハリウッド映画を彷彿させる群舞シーンで、最初からいきなり客席降りがあって大いに盛り上がる。続いて望海と真彩二人が残ってベートーベンの第九をアレンジした希望のデュエットから一気にロケットに。センターは綾鳳華が務めた。

 

「海」のオープニングは、夜景の海岸風景を遠景にしたロサンゼルスの小高い丘でのダンスシーンから。映画「ラ・ラ・ランド」でライアン・ゴズリングとエマ・ストーンが踊ったロマンティックなダンスシーンを群舞にした感じの場面で、イエローのジャケットを着た彩風咲奈のみずみずしい青年ぶりがなんともさわやか。彩風は、三井聡氏のノスタルジックでありながら現代的でシャープな振付によく応えていた。相手役は朝月希和。永久輝せあ、縣千が好サポート。

 

「風」は、南仏の港町サントロペが舞台。曲もミシェル・ルグランの名曲「風のささやき」をフィーチャー。マフィアの望海とかつての恋人、朝美、ジゴロ彩凪のトライアングルラブ。レビュー定番のストーリーダンスだが朝美のなまめかしい女役と一部始終を目撃するクラブ歌手に扮した沙央のけだるい歌声が大人のムードを醸す。続く「北斗七星」は、伝説の島アトランティスが舞台。ラテンモードでコール・ポーターの名曲メドレー。真彩の「ビギン・ザ・ビギン」で一気に手拍子、にぎやかに中詰めへとなだれ込んだ。

 

中詰め後、望海船長が、航海日誌を見ながら、これまでの足跡を振り返りながら歌う場面のあと、第7章DIAMOND SHOW TIME「希望の海へ」がこのレビューの白眉。淡いブルーに浮かび上がった大階段に望海はじめ雪組メンバーが、男役は白燕尾と娘役は白いドレスで勢ぞろい。雪の白をイメージした場面で、大階段が淡いピンク、虹色に変化する中、計算されつくした華麗で洗練された群舞(麻咲梨乃振付)が展開する。まさに夢のような瞬間、宝塚ならではのゴージャスな場面だった。かつてのジーグフェルド・フォーリーズが再現されたと言っても過言ではないくらい。この場面を見るためだけでもこのレビューを見る価値ありだ。

 

幻想的な場面の余韻の残る中、続いて退団する沙央のためのコーナー。沙央が、雪と月を歌詞に入れ込んだ惜別の歌「SAILING DAY」をしっとりと歌いながら銀橋を渡る。感傷的なムードの後は彩凪を中心にした若手男役総出演によるワイルドなヒップホップナンバー。この辺の転調ぶりも鮮やか。続いて望海を中心にしたスパニッシュから望海、真彩のデュエットダンスに発展するとレビューの高揚感は最高潮。パレードのエトワールは沙央が務め、永久輝、朝美、彩凪の順で階段降り、彩風が堂々の二番手羽根を背負い、真彩、望海と続いた。望海は「多くの方々のお力と支えがあって今ここに立たせて頂いています。雪組生一丸となって千秋楽まで航海していきたい。何度でもご覧ください」と感謝を込めてあいさつして客席からは万雷の拍手。熱気こもるスタンディングオベーションで新トップの誕生を祝福していた。

 

c宝塚歌劇支局プラス11月11日 薮下哲司 記

 

◎「薮さんの宝塚歌劇講座」よりお知らせ

 

〇…「毎日文化センター(大阪)」では「薮さんの宝塚歌劇講座」(講師・薮下哲司)2017年秋期講座(11月〜3月)の受講生を随時募集中です。毎月第4水曜日の午後1時半から3時まで、大阪・西梅田の毎日新聞社3階の文化センターで、宝塚取材歴35年以上の薮下講師による最新の宝塚情報や公演評、時にはOGや演出家をゲストに招いてのトークなど、宝塚ファンなら聞き逃せないマル秘ネタ満載の楽しい講座です。11月は28日が開講日。12月には受講者の皆さんが宝塚の年間ベストテンを決める宝塚グランプリの選定会も行います。ふるってご参加ください。受講料(6回分18150円)。詳細問い合わせは?06(6346)8700同センターまで。

 

◎…明日海りお主演、花組公演「ポーの一族」特別鑑賞会のお知らせ

 

○…宝塚のマエストロ、薮下哲司さんと宝塚歌劇を楽しむ「花組公演“ポーの一族”特別鑑賞会」(毎日新聞大阪開発主催)が、1月18日(木)宝塚大劇場で開催されます。「桜華に舞え」「幕末太陽伝」「神々の土地」に続く第4回となる今回は、午後1時半からエスプリホールでの昼食会(松花堂弁当)のあと薮下さんが観劇のツボを伝授、3時の回の明日海りお主演、花組公演「ポーの一族」(小池修一郎脚本、演出)をS席(一階中部センター)で観劇します。参加費は13500円(消費税込み)。先着40名様限定(定員になり次第締め切ります。売り切れ必至の公演です。お早めにお申し込みください。)問い合わせは毎日大阪開発?06(6346)8784まで。

 

 



 

千秋楽でカワイイ私に

実はまだ、シンスケと別れをできていないでいる。

宇宙SORAが終わってから、色々とあったのもそうだけど、なんとなく終わった気がしないのか、十分に思いを馳せてないのか。よくわからないが、とにかく、いつもは泣いて全て忘れるようにしているのだけど、今回はなぜか別れられない。

困ったもんだ。どうしたものか。

 

リピーター特典のShinsuke Kuroda Magic Bookを作っているのだけど、遥かなる空の時からの黒田を思い返して、彼と過ごしてきた時間はどういったものだったのか。僕にとっては、長い役者人生のほんの1キャラクターに過ぎないと思っているのだけど、実際、彼のおかげで出会った人もいれば、出会った仕事もある。今回のシュート大会でオープニングアクト/インターバルに海賊が出るもの。全てシンスケが呼び寄せた幸運だ。リングアナウンス自体、シンスケを見てもらえていなかったら多分オファーはなかっただろう。シンスケだから見てもらえた。と言ってもいいくらいだ。

 

これだけ一つの役で色々と繋がるもの初めてだ。以前映画で共演した冨家さんも、実はシンスケを見ていて、現場で急に言われた。「君、あの時のあの役の子だよね?」と。「あれは君にしかできない」と言われたのにはとても驚いた。師匠の元で芝居の訓練を重ねていて良かったと思った。ひたすら基礎とスタンダードを学び、ひたすら酒を飲んだあの頃。ちゃんと実になっております師匠。

 

今回、宇宙SORAに、師匠が観に来たんだ。その日の朝、師匠から「今日見る」と連絡をいただいた。僕はすぐさま、招待を出そうと動いた。しかし師匠は、もう他でチケットあるから大丈夫とのこと。???だったが、無事に公演を終え、楽屋にお越しいただいた。師匠は、「久々にいい本と演出を見た」と言ってくださいました。一緒にいた方はなんと共演者の事務所の方で、昔からの知り合いだったそうな。本当、世の中繋がりますね。

 

そして、シンスケの話だが、

リピーター特典のShinsuke Kuroda Magic Bookで色々と語っているわけで、書きながら思った。特にお別れすることもないんじゃないのかと。シンスケは鹿島なおになったわけで、僕も鹿島なおだったわけで、またループしただけじゃないかと。鹿島なおの呪縛。僕自身の呪縛。特にシンスケに呪われることはなかったけど、取り憑かれて取り戻せたものもあった気がした。彼が見た景色は僕の今後とともに同じものを見ていけるよな気がするんだ。だから、いつかはいなくなってしまうとしても、彼がいるうちは、僕の中で永遠に生き続けさせることにしようと思います。思い出ではなく、実績として。

 

彼と歩んだ苦しみと痛みと喜びを、全て背負って共に生き続けようともいます。

 

ホント言うとね。今になって背中が痛み出してきたんだ。終わってもう3週間経つのに。ずっと休みがないと思っていたのだけど、予定は変更されるもので、ここ3日間ほどオフだった。ずーっと家で酒飲みながら映画見てた。今日になってリピーター特典を作り出したのだけど、急に背中が痛み始めた。蒼天の光が終わった時のように。あの時は激痛で動けなかったな。今、それと同じような痛みがある。だからかな、今ふと彼のことを書こうと思ったんだ。蒼天のときは共に苦しんだから。でもさ、明日からまたバリバリ動くんだから、明日の朝には引っ込んでくれよな。

 

お前は弔らわない。俺の中で永遠に生き続けるんだ。それが、今回俺とお前に課せられた呪いだ。千秋楽のあの景色見ただろう。他でも同じようなことが行われているけども、あの日あの場所あの瞬間、最後の景色は、紛れもなく俺とお前だけの景色だった。終わらせたくなかったよな。また違う場面で、もっと強い気持ちで、あれを見ようじゃないか。その時は、力貸してくれよな。お前は恩人であり、仇であり、相棒だ。心から尊敬するよ。

 

だからさ、しばらく眠っていてくれ相棒よ。

お前を俺の中に封印する。

 

出てくるタイミングは、時が教えてくれるさ。

だってお前、時の番人なんだろ?

千秋楽マニア必見!最新情報

名古屋場所15日目千秋楽

幕の内土俵入り



鬼丸は敢闘賞だったみたいおねがい













高校相撲が国宝達で盛り上がる裏で、中卒でプロの世界に飛び込んだ3人。叩き上げの刃を称して―――

宝槍…「天下三名槍」
彼等がIHに出ていたら結果は変わっていたかも知れない…そんな3人からの三敗。

今場所の鬼丸は徹底して押し相撲…でも、その相撲が「上位の壁」を破る為の答えなのだとしたら…上位には通用しない…

続く♪

千秋楽パーティー 大阪



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